最新更新日:2019/11/13
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新城市教育委員会共育12 11月の共育あいことばは「時を守り 早ね早おき 朝ごはん」です。

新しい革袋に入れる新しい酒は用意できたか 【教育方針】(その2)

教育長だより No2                              2019.4.5
年度当初に当たり、本年の新城市「教育方針」についての説明を連載します。

    共育で 人をつなぎ 社会をひらく (その2)

2 新しい時代の学校教育を求めて
「新しい酒は新しい革袋に盛れ」と言われます。高速通信5Gが実用化され、AIやeラーニング、デジタル教材など、学びの場は、学校という時空を超えて拡がりつつあります。情報にしろ、物流にしろ、これまでの発想を超越した社会がすぐそこまで来ています。生きる術が、従来の「読み書きそろばん」から「読み書きICT]の時代になってきているのです。そんな時代の訪れを間近に控えた私たちの学校の授業風景はどうでしょうか。

平成の時代において、戦後の学校教育の原点であった教育基本法と教育3法が改正され、学校完全週5日制が実施されました。学習指導要領も4度にわたり改訂されました。
平成の教育は、いわゆる「ゆとり教育」で始まり、教科学習内容が大幅削減されました。小学校で「生活科」や「総合的な学習の時間」が導入され、総授業時間数はこれまでの学校教育において最も少ない、小学校6年間で5,367時間、中学校3年間で2,940時間となりました。

それが、平成23年の学習指導要領改訂から、いわゆる「脱ゆとり教育」に方向転換し学習内容が大幅に増えました。小学校から英語教育が導入されプログラミング教育が始まります。教科書も分厚く大判になり、総授業時間数も改訂前と比べ、小学校で418時間、中学校で105時間増えました。

これまでの日本の学校教育の歴史を概観しますと、公教育に力を入れて投資し成果を上げてきました。米百俵の精神・明治の近代化、戦後の復興・高度成長、国内総生産(GDP)世界2位達成しかりです。資源の少ない日本においては、昔も今も人材こそが最大の資源です。公教育が人材を育み、それを国や地域が支え、国民が盛り上げてきました。

学校は、地域の活動拠点であり文化の発信源となってきました。地域住民の心の拠り所であり、心の統合の場所でした。子供をはじめ住民が一堂に会して共に活動することで、世代の交流が行われ、世代をつなぐリレーが成立していました。

しかし、時代の推移のなかで、学校の立ち位置も変わってきました。現在ある地域の「おらが学校」が、本当に地域にとって必要不可欠な「なくてはならない学校」「なくなってはならない学校」であるためには、地域全体で本気で支えていくことが肝要です。

新城市においては、市町村合併後、小学校の統合が進み、共育による新たな地域拠点づくりが進んでいます。学校は、ヨーロッパの「広場」の役割にも匹敵する、集まりやすく機能しやすい場所です。そこで地域住民が集う共育活動が拡がりつつあります。

これは、国の提唱する「学校を核とした地域づくり」という新しい時代の教育の姿でもあります。新城市では、地域自治区をもとに市民自治社会の実現に向けた活動も広がりつつあります。新城教育の原点とも言える新城教育憲章に明示したような共育活動が充実すれば、おのずと地域を愛し地域に貢献する心を持った人材が育まれます。故郷の発展や地域自治にとって大切なのは、この「精神的支柱」をもった人材です。

新しい時代の新しい革袋に盛る新しい酒が用意されているかが肝心です。

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