最新更新日:2019/12/04
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新城市教育委員会共育12 12月の共育あいことばは「場を清め 整理整とん 後かたづけ」です。

AI時代への対応             【教育方針】(その7)

教育長だより No7       2019.4.12
年度当初に当たり、本年の新城市「教育方針」についての説明を連載します。

    共育で 人をつなぎ 社会をひらく (その7)

2 新しい時代の学校教育を求めて

⑸ 教育諸課題への対応

 まずは、近未来に訪れるAI時代に生きぬく力を備えることでしょう。「AIではできない力」「AIを使いこなす力」を身につけることが重要です。

 平成から令和へと時代が移り、21世紀もすでに五分の一が過ぎようとしています。20世紀のころ、手塚治虫さんの描く「鉄腕アトム」や「火の鳥」の未来社会が夢物語であったのに、いつのまにか、情報手段も、移動手段も、流通においても、現実味を帯びています。
5GやIoT、AIやドローン、自動走行車など、日進月歩どころか、私たちの予測を超えて日々めざましい進歩をとげています。

 昭和の時代までは、「読み書きそろばん」で通用したものが、もはや「読み書きICT」になっていると思います。昭和の概念を捨てないと、教育ができないと言っても過言ではありません。

にもかかわらず、子供たちのICT環境はどうでしょうか。家庭では最先端をいっているところも多いと思いますが、日本の学校では、ほとんどが最後端をいっているように感じて仕方ありません。世界のビッグな産業が、GAFA(グーグル アップル フェイスブック アマゾン)や中国のIT産業による寡占化が進んでいます。ユニコーン(企業評価10億ドル以上のベンチャー企業)にいたっては、世界237社のうち、アメリカが半数の118社、中国が62社、以下、イギリス、インド、ドイツ、イスラエル、韓国、フランス インドネシアと続き、日本は1社のみだそうです。
本当にこの状態でいいのでしょうか。

世界の先進国の様子をみると、もはや、「教科書と黒板とチョーク」の時代は過去のものです。「デジタル教科書 電子黒板 タッチペン」の時代です。でありながら、日本の教育現場はどうでしょうか。少なくとも、日本の家電メーカーが世界を君臨していたころには、全教室にテレビが設置され、OHPも配備され、情報機器は万全で、時代に相応した教室環境でした。

それが今では、ICT環境としては、はるかに時代に乗り遅れ、社会にそぐわない状況になっています。1人1台タブレットやWi-Fi環境は、はるか遠く、電子黒板やデジタル教科書すらなかなかです。

また、日本・愛知の産業の屋台骨である自動車産業も、ハイブリッドから電気モーターになったときのことを想像すると心配になります。エンジン関係の部品工場の多くは不要になるだろうし、自動車の頭脳であるAIやIC部分においても、どこの国が覇権をとるかを考えると、現在の日本の学校の教育環境がこれでいいのか心配になります。予算は必要ですが、教育行政や学校教育にかかわる人たちが、危機感を持って声を上げることが必要かと思います。

来たるべき時代を「予測困難な時代」として甘んじるのでは無く、「予測される時代」として可能な限り備えることが人間の知恵であり、教育分野で担うべきことを精選して実践していくことが大切なのではないでしょうか。

 そこで、AI時代への対応としては、「東ロボくん」開発で有名な新井紀子氏の書籍「AI vs. 教科書の読めない子どもたち」にあるように、AIを乗り越える人間になるためには読解力の向上が必須です。新城教育で進めてきた、多く本を読み多く文章を書き多く話をする「三多活動」を三位一体で進めることで読解力を身につけさせたいものです。

いずれまた機会を設けて述べさせていただきますが、「国語の力」(読解力)と「算数の力」(論理力)の相関性は、実に大きなものがあり、国語科の授業で、しっかりと「読む力」「書く力」をつけることが肝要です。

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