最新更新日:2019/06/24
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新城市教育委員会共育12「ともに あいさつ あいことば」 6 月の共育あいことばは「最後まで 人の話を聞きます」です。

アポイ岳ジオパーク

教育長だより No9  2019.4.16

新城人ゆかりの「アポイ岳ジオパーク」
〜NHK朝ドラ「なつぞら」十勝のすぐそば「様似町」〜

北海道の南の最果ての地「襟裳岬」の根元にある「様似(さまに)町」にある世界ジオパークです。この町は、カンラン岩で成り立った町と言っても過言ではありません。町役場の正面には、カンラン岩のモニュメントが建ち、街路灯も石畳もカンラン岩でできています。というのも、この町のアポイ岳が、世界一硬いと言われるカンラン岩でできており、町の発展もカンラン岩に由来し、町の発展に、新城市(黄柳野 多利野)出身の「手塚信吉氏」がおおきくかかわっているのです。

手塚氏は、昭和のはじめ、まだ電気もひかれていない日高地方に自ら出かけ、幌満川峡谷の硬いカンラン岩を掘削し3つの幌満ダムと水力発電所を築き、民間による「日高電灯株式会社」を興しました。そして、様似町に北海道初の合金鉄をつくる電気炉使用の「東邦電化日高工場」を完成するとともに、カンラン岩を採掘販売する「東邦オリビン工業」も創設しました。まさに、カンラン岩からエネルギーと産業を興し、町づくりに寄与したのが新城出身の手塚信吉氏です。氏の銅像は、幌満ダムの堰堤(写真)のほとりと、「日本電工株式会社」前の庭に設置されています。様似町の名誉町民です。

さて、「アポイ岳世界ジオパーク」は、めずらしいカンラン岩の露出で世界中から注目されています。地殻の下のマントルがカンラン岩でできており、地上に出る途中で高熱と水分で蛇紋岩(新城市の県指定文化財も全国筆頭格の蛇紋岩地域と植生です。)に変化してしまうのですが、ここは新鮮なカンラン岩です。この幌満峡エリアはじめ高山植物と霧で有名なアポイ岳、エンルム岬をはじめとする様似海岸エリアは、江戸時代松前藩の良港で幕府の会所が置かれました。また、ユーラシアプレートとぶつかり北米プレートがめくれあがったのが日高山脈ですが、その衝突現場の断層も見られます。

手塚信吉氏の著書「生きがい(日本協同体協会)」は、様似町の図書館にはありましたが、現在では非常に入手しにくく(黄柳野の方は持ってみえるかも)なっており、手塚氏の地元の新城図書館には残念ながらありません。訪問の折には、様似町から、少し足を伸ばして、襟裳岬の風の館を訪れアザラシを見たり、浦河町の日高育成牧場でサラブレッドに会ったり、十勝の忠類ナウマン象記念館を訪ねるのも面白いでしょう。私は、アポイ山荘に泊まり、2日間にわたり地元ガイドの方の案内でじっくりと巡りました。また、町の図書館で手塚氏について調べることもできました。
※写真は、手塚氏が築いた幌満ダム

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